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「急速反転」

無題2

[前回の続き]
大きな黒い影がこちらに近づいてきて、それが何であるかすぐに分かった。
「おい小僧!!無事かー?」
(フック線長!?)
フック線長はすごい勢いのまま私の目の前まで来ると、ガメラを『急速反転』させて止まった。
その水圧で私やマンボーは、木の葉のように吹き飛ばされて、海の中を舞った。

「心配してあっちこっち探し回ったぞ、ばか者!」
海中を舞っていた私を捕まえると、線長は怒った。
「小僧、こんな所で何をのんびりやっているんだ。現実に戻るタイムリミットがあることを忘れるな!あと312日経つとお前はもう現実に戻れなくなるんだぞ」

(何ものんびりしているわけじゃない!そもそも、線長がガメラに乗せずに泳げなんて言うから、こんな事になったんだ!線長が悪いんだ!!)
線長の無責任な言葉に私も腹が立った。
(線長にも責任の一端がある。ちょっとつき合ってもらうよ!)
私は線長に事の次第を手短に話した。最初、線長はあまり乗り気ではなかった。
しかし、私の熱のこもった話しぶりと、海のギャングの特別な変化体を持つという大ボスの話になってくると、だんだん顔つきが変わってきた。

「その大ボスってのは、ふざけた野郎だ!そいつにオラ様が一発大きいのをお見舞いしてやる」
線長がいまいましそうにそう言うと、
「コラ!何だそいつは?誰に断って、あの御方の悪口を言っているんだ!訂正しろ!!」
線長との話に夢中になって、すっかり忘れていたカタツムリのボスが、横から口をはさんだ。

「ん??何だ??」
線長は不思議そうにカタツムリのボスの方を見た。
(あっ、それがさっき話したカタツムリのボス。なかなか強情で、こっちの知りたいことをあまり話してくれないんだ・・・)
カタツムリのボスの細い体を縛っているロープを右手のフックで摘み上げると、船長はボスを自分の顔の前に持ってきた。


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